「スポーツジム105店舗のデータを超分析&超ノウハウ」第2章:Instagram集客編

【第2章:Instagram集客編】
本章では、Instagramを活用した集客の実態について、
ジムのInstagram運用状況をもとにした分析結果を紹介します。

調査対象となるジムは、第1章同様、セルフジムとパーソナルジムを合わせた105店舗で、各ジムの投稿頻度やフォロワー数、エンゲージメントなどのデータをもとに集客状況を比較しました。

特に、Instagramを活用して集客を行っているジムは、
更新頻度や投稿内容、リーチの幅が集客効果にどのように影響を与えているのかに焦点を当てています。
これらのデータを参考にすることで、Instagramを効果的に活用した集客戦略を立てるための指針を得ることができます。

□ 分析①:更新頻度とフォロワー数の関係性
→ Instagramアカウントを運用している105ジムのうち、週1回以上投稿していたのは約35%。このグループでは、平均フォロワー数が「約650人」と高水準。

 一方で、月1回未満しか投稿していないジム(約30%)の平均フォロワー数は「約200人以下」と少なめだった。

また、「店舗の外観・内観」「トレーニング中の様子」「お客様のビフォーアフター」など
“リアルな運営”が伝わる投稿をしているジムの方が、
フォロワーとのエンゲージメント(いいね数・保存数)も高い傾向にあった。

(補足)
集計方法:105ジムのInstagramアカウントを個別に調査し、各ジムの投稿頻度を確認しました。
週1回以上投稿しているジムと、月1回未満投稿しているジムに分け、それぞれの平均フォロワー数を集計しました。
投稿内容のタイプ(店舗の外観、トレーニングの様子、お客様のビフォーアフター等)も参考にし、
フォロワーとのエンゲージメント(いいね数、保存数)の傾向を調査しました。

□ ノウハウ①:「週1投稿」でも続ければ“強い武器”になる
 → SNSに苦手意識を持つオーナーも多いが、「週1回の投稿」でも継続すれば確実に成果が出る。
 投稿内容は難しく考えすぎず、以下のようなテーマをルーティン化すると続けやすい:
 【例】
  ・●月曜:館内やマシン設備の紹介
  ・●水曜:トレーニング中の様子(スタッフ・お客様)
  ・●金曜:キャンペーンや営業日の告知

「何を投稿すべきか?」で悩むよりも、
「“誰かの目に留まる状態”を作り続けること」が最大の目的。
特にセルフジムは、接客で印象を伝えられない分、投稿から“人の温度感”を伝えるのが大切。
【重要度★★★★☆】

□ 分析②:Instagram投稿数と集客状況の関係
 セルフジムとパーソナルジム合計105件のうち、
 ・直近3ヶ月で1回以上投稿していた店舗は全体の約40%。
 ・週1回以上の頻度で投稿している店舗は全体の約15%にとどまった。
 →【頻繁な投稿は少数派】であり、頻度を上げるだけで目立つ可能性が高い。

(補足)
集計方法:Instagramに投稿しているジムの直近3ヶ月の投稿頻度を調査し、
週1回以上投稿しているジムが全体のどれくらいの割合を占めるかを集計しました。
さらに、体験申し込み数やジム来訪者数との関連性を調べ、
頻繁に投稿しているジムと少ないジムの集客に差があるかを確認しました。

□ノウハウ②:Instagramは「量より頻度重視」で運用すべき
【重要度★★★★★】
 → 週1投稿を最低ラインに設定するだけでも、地域内で存在感を出せる。
 特別な写真がなくても「施設紹介」「キャンペーン告知」
 「お客様の声」などを交えて更新を継続することが重要。

□ 分析③:フォロワー数と店舗来訪の関連性
 →【フォロワー500人以上】のジムは、500人未満のジムに比べ、
 【体験申し込み数が約2倍】多かった({※体験談ベース})。

(補足)
集計方法:Instagramアカウントのフォロワー数に基づき、
500人以上のフォロワーを持つジムと、500人未満のジムを比較しました。
実際の体験談データをもとに、フォロワー数が多いジムの体験申し込み数の差異を調査し、
フォロワー数が店舗来訪に与える影響を分析しました。

□ ノウハウ③:「距離が近い」フォロワーを増やす意識を!
  地元ハッシュタグ+スタッフの日常発信が鍵。
 【重要度★★★★☆】

□ 分析④:ハッシュタグの使い方と表示回数
 →ハッシュタグを10個以上使っている投稿は、
 使っていない投稿に比べて【表示回数が約1.6倍】多かった。

(補足)
集計方法:Instagram投稿に使用されているハッシュタグの数を調べ、
10個以上使っている投稿と使用していない投稿を比較しました。
その後、投稿がどれだけ表示されたか(表示回数)を集計し、ハッシュタグ使用が表示回数に与える影響を調査しました。

□ ノウハウ④:「地名+業態」のタグ(例:#滋賀ジム)を必ず入れる!
  属性を絞ったタグ選びが効果的。
  【重要度★★★★☆】

□ 分析⑤:リール動画と通常投稿の平均リーチ数比較
→リール投稿は通常の画像投稿に比べ、【平均リーチ数が約2.2倍】高かった。

(補足)
集計方法:Instagramアカウントに投稿されたリール動画と
通常の画像投稿のリーチ数を調べ、両者を比較しました。
各投稿のリーチ数の差異を集計し、
リール動画がどれほどリーチ数に影響を与えるかを分析しました。

□ ノウハウ⑤:「リール活用」で一気にリーチ拡大!
  日常風景やトレーニングの裏側を短く撮影。
 【重要度★★★★★】

□ 分析⑥:ストーリーズの更新頻度とフォロワー維持率
→週3回以上ストーリーズ更新しているジムは、フォロワー減少率が【約40%低かった】。

(補足)
集計方法:105ジムのInstagramアカウントを調査し、ストーリーズの更新頻度を確認しました。
その後、週3回以上ストーリーズ更新しているジムと更新頻度の少ないジムのフォロワー数の増減を集計し、
更新頻度とフォロワーの維持率に関する関連性を分析しました。

□ ノウハウ⑥:「消える投稿」で“ゆるく接触”!
  ストーリーズは営業っぽくない内容がベスト。
【重要度★★★★☆】

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